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2007年10月07日

本日の漢詩〜英文・現代語訳〜劉禹錫:秋の音楽と

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やっと秋らしくなって気持ちのいい秋晴れが続いています。
適度に風も吹いていて、最高の季節到来です。

この秋晴れの気持ちよさを詠んだ数少ない漢詩の一つを紹介します。

唐の詩人、劉禹錫(りゅう・うしゃく)の「秋思」
以下縦書き。

便 晴 我 自
引 空 言 古
詩 一 秋 逢
情 鶴 日 秋
到 排 勝 悲
碧 雲 春 寂
霄 上 朝 寥

古文訳って読み下し文でいいんじゃないかと気がつきつつあるんですがどうでしょうか。
何か気になる部分があれば都度書いていくことにします。

・自古逢秋悲寂寥
→古(いにしえ)自(よ)り 秋に逢えば 寂寥(せきりょう)を悲しむも:読み下し
→古くから秋を迎えるとみな寂しさに悲しい気持ちになるようだが:現代語訳
→Though people have thought autumn air makes them feel sad or lonely since old times,(英訳これでいいですか?)

秋というと昔から「物思ふ秋」であったり「月見る秋」だったりするわけで、中国でもそれは同じようです。
寂しい・悲しいという以外の詩や歌が少ないです。

英語でも「the autumn of life」で初老・晩年という意味があるように、
四季を人生に映じてみれば、秋というのは夏という盛りを過ぎて、それを惜しむ季節となるわけです。

脱線すると、同郷の小田和正(言わずと知れた?元オフコースの人。今もドラマやCMの主題歌をたくさん歌ってます。とある駅前の薬屋さんが実家です。たまに利用する薬屋さんです。)の「秋の気配試聴できるページに飛びます)」も寂しい歌ですが、あの寂しいメロディが好きです。
とにかく、秋は寂しさや悲しさの似合う季節ではあります。

この詩では冒頭でそのことが語られています。
「自」は前置詞として使うと、英語で言う「From」または「Since」、日本語では「〜から・〜より」の意味になります。

英訳は微妙ですが、なんだか教科書みたいな文章になりました。
昔から(現在までずっと)〜している、の意味なので完了形を使用しています。
meke+目的語+動詞で「〜に〜させる」
makeを使うとムリヤリというか、相手の意思に拘わらず〜させるって感じだった気がします。

「秋に逢えば」は古語で書いたら「逢はば」になります。
何度か書きましたが、「已然形+ば」だと現代語だと「〜すれば」ですが、古文では「〜なので」となります。

この「秋に逢えば」という表現がきれいな表現で好きです。


・我言秋日勝春朝
→我は言う 秋日は春朝に勝ると:読み下し
→(だが)私は敢えて言おう、秋の日は春の日々よりも素晴らしいと。:現代語訳
→I do insist(maintain) that autumn days is nicer than spring days.:英訳

前の句からの続きとして詠めば、「みんなは悲しむけれど」作者は秋が好きなわけです。
ですので、「勝る」の訳としては「素晴らしい」というよりは「(悲しむどころか)心地よい(楽しい・気持ちいい)季節じゃないか」という方が現代語では合っているかも知れません。

ですので、英語ではniceを使ってみました。
でもnicerっていうよりはbetterの方が自然なんでしょうか。
それよりもfineの方がよかったのかなぁ。
そういえば、fineには「罰金」の意味があります。
fine boxで「罰金箱」というのを高校で習った時は「カッコイイ箱」かと思いました。

さて、「我は言う」に対する動詞としてsayは使いませんでした。
例えば、'How dare say・・・'みたいな科白がハリポタでもよく出てきますが、「敢えて〜と言おう」という場合には「dare say」は使いません。

I dare say〜とすると、It is probably〜みたいに「恐らく〜だろう」みたいな意味になってしまいます。

insist(強いる・固執する・主張する:自動詞も他動詞もあります。自動詞として前置詞を使うならon)を使いましたが、
maintain(〜を維持する・〜にとどまる・〜を主張する:他動詞)を使う方が普通なのかも。

doをわざわざ使ったのは強調するためですが、
漢文の方に「矣」みたいな強調する語はありません。
ただ、「多くの人は〜だけど、自分はこう思う」ということを言っているので使ってみました。
doで動詞を強調する表現は意外とハリポタでも出てきます。


・晴空一鶴排雲上
→晴空 一鶴 雲を排して上(のぼ)れば:読み下し
→秋晴れの空に鶴が一羽、雲をわけて舞い上がるのを見れば:現代語訳
→Towards clear, high autumn sky one crane soars avoiding few clouds, I see.:英訳(時制に問題ありますかね)

「上れば」としているのは次の句の頭に「便(すなわ)ち」がきているからです。
「即」「則」「而」「便」とか色んな漢字を「すなわち」と読ませます。
「〜すれば」とか「〜だから」とか、或いは「そして」とか、
意味はそれぞれ文脈で考えないとどうしようもないんですけど。
逆に文脈から「すなわち」と(ムリヤリ)読ませることも多いです。

晴れた空なので(秋晴れの空を想像するとわかりますが)、
雲は鰯雲などがほとんどで、避けるほどのものではないというか、
「排して」というのは鶴が舞い上がって行くのを避けるように雲があるようなイメージだと思います。

英訳では一応avoidを使いましたが、「a few」ではなくて「few」を使って悪あがきしてみました。

上記のことを考えると、
the scene is as though few cloud avoid the crane
って感じですがなんか蛇足っぽいのでやめました。

soarは(鳥などが)舞い上がるの意味ですが、rise upでもいいと思います。


・便引詩情到碧霄
→便(すなわ)ち 詩情を引(いざな)いて 碧霄(へきしょう)に到らしむ:読み下し
→私の詩心も誘われて、(鶴と共に)青い秋空を翔(かけ)るのだ:現代語訳
→The scene allows my poetic feeling to develop, my mind also rise up into the deep blue sky.:英訳(合っているか不安)

「引」を「いざなう」と読ませていますが、
引(動詞)+詩情(目的語)なので、こう読んだ方がそれっぽいというだけだと思います。

英語の表現と似ていますが、当初思いついたのは
carry / give / move / bringとかそのあたりの単語です。
最終的にallowを採用しましたが、多分上に書いた単語でもおかしくないのではと思います。

詩情を誘って心は天翔る(あまかける)わけですから、
想像が広がるというか、単に詩情を与えるだけでなく、
それが広がっていく意味を入れないとと思ってdevelopを使ってみました。
どうなのかは不明です。ダメだったら教えてください。
そんなに変じゃないと思うんですけど・・・

今まで書いたこのシリーズは以下の通りです。
王安石「春雪」
李商隠「楽遊原]
蘇舜欣「夏意」

元ネタは「漢詩一日一首」です。

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posted at 20:54 | このブログの読者になる -| 更新情報をチェックする | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書とか文芸関係
この記事へのコメント
はじめまして。seisyuと言います。
この漢詩のコーナーをよく拝見させてもらってます。
実は自分、詩吟を教えておりまして、ご存じかと思いますが、詩吟は漢詩を用います。
それに、最近までアメリカに一年ほど留学しておりまして、今漢詩の英訳を使って、英語を言わせることによって、生徒に発音や滑舌の練習をさせてます。
まあ教えていると言っても、祖父の見様見真似でやっているのですが・・。
まだまだです。
自分はnyattoさんの英訳が好きで、いつも勉強させてもらっております。ありがとうございます。

そこで、今回コメントしたのは他でもなく、生徒にも、漢詩をこんなにすばらしく英訳なさる方はこういう方なんだと教えてあげたいと思い、是非プロフィールをお書き願いたいのです。
簡単で結構ですので、是非よろしくお願いします。
メールアドレスを載せてますので、メールで
お返事ください!!

急な申し出で本当にすみません!
まずはお近づきになりたいなあと思ってますまた、色々とお話ししたいとも思っております!
一度メールください。よろしくお願いします。
長文失礼しました。
Posted by Seisyu at 2010年07月13日 00:05
>Seisyu様
こんばんは。初めまして、管理人のnyattoです。
このたびはこのようなコメントを頂戴して、とても恥ずかしい反面、内心はもう天まで届くほど嬉しいです。
こちらこそありがとうございます。

留学経験、詩吟の経験、共に大変羨ましく、また、このような拙い訳詩にお付き合い下さって恐縮至極です。

メールには先ほど返信させて頂きました。
ここ数年漢詩から遠ざかっておりますが、Seisyu様のコメントのお陰で、またやってみよう!という気持ちが湧いてきました。
こちらこそ是非よろしくお願い致します。
まずは取り急ぎお礼まで。

今後またこのコーナーも充実させて行きたいと思います。
よろしくお願い致します。
Posted by 管理人 at 2010年07月13日 22:30
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